季節の移り変わり
今週のお題「外のことがわからない」
出かけることが職場への往復のみになった今、めっきり外に出る機会が減ったのは私だけでないと思う。
ありがたいことに、今の時代ネットニュースやテレビ、SNSなど家にいながらも外の情報を受け取ることができるので外に出ていなくてもある程度のことはわかる。
しかし、ただ媒体を通して見たり聞いたりしているだけなので、実際に自ら足を運んでみなくてはわからないこともたくさんある。
私にとって一番わからないのは、自然のことである。
もう梅雨入り目前となっており、日本特有のじめじめとした、長袖ではちょっぴし暑く少し汗みTシャツが肌にへばりつくこの感じから気候の変化については何となく感覚的にわかる。
しかし、本来ならば3月から6月にかけて冬から春、夏に入る前というのは自然が著しく変化する時期だと私は思う。
真っ白な銀色の世界から次第に木々から芽が出て、地面からは緑が生い茂り動物や虫たちが現れ桜は咲く。道端にはたんぽぽが咲いている。ずっと眠っていた静寂な世界が目覚めていくのである。緑が生い茂り始めネモフィラも藤の花もバラも咲く。季節による自然の移ろいを身を持って実感できないのが非常に残念である。去年と同じ一年間はない、おととしと同じ一年間もない。同じ時間というものは存在しない。自然の中に自分がいるだけで、何か目に見えぬエネルギーのような大きなパワーを存分に授かっている気がする。「生きている」と感じる。
もうそろそろ、紫陽花が咲いてくる頃ですね。