自分文化

すきなことの寄せ集め。少年よ大志を抱け。

来年はしっかり桜を拝みたい

今週のお題「カメラロールから1枚」

 

 

 

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我が家の春は自宅2階の大きな窓から始まる。

 

 

 

窓の外には大きな桜の木があり、日に日に淡いピンクに色づいていく様を家族ともども見届ける。鶯の鳴き声と共に春の息吹を感じるのだ。

 

 

天まで届けと言わんばかりに力強く咲き誇るピンクは、確かに私たちの心に春の訪れと安らぎをもたらす。

そして、さらさらと風になびき1枚、また1枚と散っていく様は、尊く儚い。

春のみの限られた時間の中での命。

 

 

だからこそ、桜は愛されるし愛したいと思ってしまうのかもしれない。

春は出会いと別れの季節というのはもはや鉄板でありがちな言葉だが、桜は不思議とそれを形容してくれている気がする。

 

 

 

この写真はちょうど、有終の美を飾った逞しき者たちが新しい命を宿していく姿をカメラに収めたものである。

 

 

 

 

そして、季節は巡る。

 

 

 

 

 

(最近、純文学を読んでいるせいか、口調がそれっぽくなってしまった気がしてる)